波瀾万丈宮川の My Flower Story 第3章-21

 第3章 花屋修業時代苦悩編 

     21回  [それは、或る朝突然に]

土曜日は10時から、スクールのアシスタントをやっている日です。

 

いつもの様に身支度を済ませ、
「もう出ないと‥」と思っている時でした。

 

「ピンポーン」
家のチャイムが鳴ります。

 

こんな朝から、「誰っ?」
そう思って、ドアを開けました。
(この時、家には私1人でした。主人は毎度の如く帰って来ていないのでした。)

 

「○○センターのものですが‥」

?????
「えっ、何?」

 

なんと、「引越し業者」 だったのです!!!

 

主人が依頼していたのでした。

 

 

「もう出なきゃいけないのに‥

でも、このままじゃ出れないし‥」

 

当時は、携帯電話なんてなかった時代です。

 

主人のポケットベル を鳴らし
少し待ったのですが、連絡が無いので

 

スクールに電話をかけ、
「急用が出来たので、お休みさせて下さい」 と連絡を入れました。
(休ませて欲しいと言ったか、遅れると言ったか、記憶が定かではありませんが‥)

 

 

引越し業者によると、引越し先などは聞いているという事で(当たり前ですが)
自分達の仕事に取り掛かっていきます。

 

それを見ていたのですが、
暫くすると、

主人から電話がありました。

 

「引越し屋が来てるよ」 と伝えると

「まだ、時間早いのに‥  すぐ行く」 と言って切れました。

 

業者が早く来たらしいのです。
私が居ない間に、引っ越してしまう算段だったようでした。

 

暫くすると主人が、帰ってきました。

 

 

「仕事があるから。。。」

そう言って、私はスクールに向かいました。

     <つづく>

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なんて、姑息な人間なのでしょうか。。。
なんにも知らせず、居ない間に
「事を終わらせてしまおう」 なんて!!!

ここから、ドラマは急展開していきます。。。

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