波瀾万丈宮川の My Flower Story 第7章-110

 第7章 フラワースクール迷走期 

     110回  [自分の作品]

グリュンベルグでの 7日目。

 

最終日は、

「時代様式」の作品発表でした。

先日見に行った「ミュージアム」 を ヒントにして、

自分なりの作品を制作する。

 

それが、「最終課題」 でした。

昨日から、この制作に取り掛かっていました。

結局、「夜なべ」になりましたが、

それはそれは、「楽しい夜」だったのです。

 

 

このグリュンベルグでは、
作品制作する教室を 24時間 「開放」しています。

 

だから、それまでにも 「随分とお世話になった教室」でした。

40名の生徒の中でも、「関東メンバー」と同じくらい人数が多かったのが

「名古屋メンバー」でした。

 

この「名古屋メンバー」  随分と 「結束が固い」。

古くからの知り合い の様でした。

1人ずつ、「お米」「漬物」「ふりかけ」「お味噌汁」などを振り分けて
ドイツに持ち込んだようで。

 

 

その恩恵に与って、

この「夜なべ」  に嬉しい

「おにぎり」  を頂いたのでした。

本当に、心から 「あたたかい」 おにぎり でしたね~。。。

 

 

皆で、頭を悩ましながらも 「それぞれの、自分の作品づくり」に励んでいると、

アシスタントを務めてくれている、ベアトリックス が顔を覗かせに来てくれます。

「みんな、がんばってる~」 って。。。。

彼女はとっても、キュート で、アドバイスも「的確」です。

 

学校には、「バー」があるので、アスマン先生も生徒もベアトリックスも
夜は飲んでいるんだけれど、

最後には、こうして夜回りに 来てくれて

帰っていくのでした。

 

 

そして、いよいよ、 発表の時。

大きなテーマは 「時代様式」ですが、

どの「様式」を選んでもOKです。

 

私がチョイスしたのは、

「ユーゲントシュティール(アールヌーヴォー)」

(ドイツでは、ユーゲントシュティールですが、フランスではアールヌーヴォー、同じ意味です。)

先日のミュージアムで見た、あの光景に「刺激」を受けたものでした。

 

    

ステンドグラス

 「きれ~い!!」

 
思わず声が出た、ステンドグラス です。

展示物ではありませんでしたが、一番心に刺さったものでした。

 

 

だから、

「あの イメージで 作品を作ろう。」 そう思いました。

そして、

出来上がったのが  下の写真です。

 

ユーゲントシュティール

 

ユーゲントシュティール

初めての、「自分自身の作品」 になりました。

 

 

「テーマに合っていて、とても美しい」

と、講評を頂き、褒めて貰った作品です。

 

 

また、

自分なりにも、「満足」出来た、

嬉しい 「第1号 作品」 の誕生 なのでした。。。

     <つづく>

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この時、まだパソコンも持っておらず、クリアな写真が残っていないのが残念です。

ですが、イメージはなんとなく、伝わったんじゃないでしょうか?

ためになる7日間を過ごし、翌日私達は、グリュンベルグの学校をあとにしました。

場所を変え、花の勉強は続きましたが、

その後のドイツも、「感動の嵐」 なのでした。。。

 

〔追憶〕
本当に楽しいグリュンベルグでの、「学び」でした。

それは、ドイツの 「環境」も大きいのですが、

特筆すべきは、「人間」、「教えて(教える人達)」の素晴らしさでしょう。

この後、とても「哀しい」 出来事が起きてしまいました。

グリュンベルグでも、大変お世話になり、(この翌年も伺いました)キュートで、大好きだった、「ベアトリックス」が

自動車事故で、帰らぬ人 になってしまったのです。

「将来を嘱望(しょくぼう)されていた彼女でした。」

アスマンの秘蔵っ子で、才能に溢れ、そればかりでなく
「人間的」にも出来た女性でした。

キュートで茶目っ気があって、心配りが出来て、真面目な人でした。

 

日本でのセミナーを控えた直前、ドイツでの講習会を終え、帰宅中の事故でした。

一緒にデモに参加していた友人の運転だった と聞きましたが、そのお友達も助からなかったそうです。

 

「ベアトリッスクが亡くなった」 そう連絡が来た時は、
言葉がありませんでした。

生きていれば、ベアトリックスの手によって、沢山のデザイナーが生まれた だろうに…  

と、想像すると、残念 でたまりません。

 

 

これを、読んでいるあなたへ-

「車の運転には、気をつけましょう。」
「無理をする必要は、全くないのですから…」

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