波瀾万丈宮川の My Flower Story 第6章-81

 第6章 フラワースクール創成期 

     81回  [震災後]

教えていた中で、一番大きく地震の被害を受けていたのは
西淀川の生協さんでした。

 

他の場所は、
殆ど被害も無く、通常通りに休む事も無くレッスンが出来たのでした。

 

 

地震後、初めてのレッスンで西淀川に出向いた時には
流石に驚きましたね。

 

床がひび割れて、あちこちに段差が出来ていて
ただでさえ、狭い店内なのに
もっと狭くなっていて。。。

 

これでは、お年寄りや体の不自由な人達は
買い物もしづらいだろうな‥ って、思ったのでした。

 

でも、営業はすぐに始めたみたいで
西淀川の店長さんは

 

「大変だよ~」って、言いながらも
いつもの様に、「元気」でしたね。

 

 

だから、地震の後 この西淀川でも
休む事なく通常通りにレッスンさせてもらったのでした。

 

生徒さん達も、元気でしたよ。

 

 

流石、「関西人」

皆、めげてなどおりませぬ!!

     <つづく>

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地震の後、
初めて神戸に行った時は、

 

「ショック」でしたね~。。。

 

大阪から三宮に近づいていくと
電車の窓から見ている景色が

「ガラリ」と変わって‥

 

まるで、「戦後の焼け野原」の様な
「映画でも見ているような」感じでしたね。

 

地震の後、私が最初に勤めたお花屋さんも
「謝罪」に伺った先生のお花屋さんも

 

「営業再開」されたのですが‥

 

花キューピットなどで、お花のご依頼は沢山あったそうなのです。
でもね、

 

住所を書いてこられても、
あの瓦礫の中では、その場所を探す事すら大変だったらしく‥

 

 

場所を探しだしても、
そこには、既に家は無かったりで‥

お店は持ちこたえる事が出来ませんでした。

 

それが、現実です。

 

地震後、神戸に住んでいた友人が
お風呂に入りに来た事がありました。

 

いつもは、有馬温泉に行ってるんだって。。。

 

「一緒に入りにいこう」と誘われましたが、
お金を払ってお風呂に入るのは勿体無いし

 

ましてや、この時期

皆さん不自由していて、有馬温泉を利用されているのに
家にお風呂がある私が利用するのは気が引けるし‥

 

 

この友人は、お花の講師資格を取得していました。
ある団体の民間資格です。

 

その団体に対して、友人は怒った事がありました。

 

震災の年、友人宛にこの団体から
「年会費の振込用紙」が送られて来たそうです。

 

友人は烈火の如く怒っていましたね。

 

「こんな時に、こんなもの(振込み用紙)を送ってくるなんて!!」って‥

 

私の在籍する、NFD(日本フラワーデザイナー協会)では、震災の時、兵庫県在住の会員さんの年会費は免除になりました。

そりゃ、友人の怒るのも理解できますよね~。。。

 

「そのせいで、友人は
その団体から脱退しました。」

私的な団体であれば、あるほど
もっと、柔軟な対応が出来ると思うのですが‥

 

頭が大きくなればなるほど、
周りは、それに対して意見を言う事が出来なくなるのでしょうか?

 

色々と考えさせられた、「震災後」でした。。。

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