波瀾万丈宮川の My Flower Story 第6章-75

 第6章 フラワースクール創成期 

     75回  [開講]

「教室、やりましょうよ!!」

そう言ったのが、7月。

 

翌月には、生協さんのチラシの端に

「フラワーアレンジメント生徒募集」が掲載されました。

 

 

月2回で、
月謝6000円、期間6ヶ月の生徒募集でした。

1回の花代が2000円、レッスン料が1000円です。

 

「金額はどうする?」と聞かれて、私が決めたように記憶しています。
花代は社長の取り分、レッスン料は私の取り分と決めました。

スクール開催には、確か最低参加人数が設定されていたと思います。

それをクリアした4箇所の生協さんで、教室はスタートする事になりました。

 

 

それが、 「1994年9月」 です。

4箇所の生協で、なんと「60余名」の生徒さん達が集まったのでした。

場所は、「高槻」「摂津」「箕面」「西淀川」。

生徒さんを最も多く集めてくれたのが、一番小さな店舗の西淀川の女性店長でした。

 

 

生協には「生協法」があって、必ず集会所を敷地の中に設置しなければならない決まりだそうです。

ですが、西淀川の店舗は小さかった為に、その集会所も狭かったのでした。

20余名の生徒さんを2つに分けて、

本来、月2回開催の所を月4回開講する事になりました。

 

 

第1・第3月曜日午前中が高槻
第2・第4月曜日午前中が攝津

第1・第3金曜日の午後が箕面
第2・第4金曜日の午後が西淀川

第1・第3土曜日の午後が西淀川

という、スケジュールになりました。

 

 

そして、スクールで使用するお花も
花屋の社長と共に早朝から市場に出向き、一緒に仕入れ
水揚げもし、それぞれの教室で使用する分も自ら仕分けをしていったのでした。

当然、器などの資材も自分で仕入れました。

これらの事は、私にとっては特別な事では全くなかったのですが、
社長の目には、「素晴らしい事」として、映っていたみたいです。

 

それは大分後になって聞いたのですが。。。

 

「宮川先生は、市場に一緒に仕入れに来て
水揚げも仕分けもするんだよ!!」 と、褒めてくれていたそうなのです。

     <つづく>

——————————————————————————–

「フラワースクールを開催して欲しい」と
生協さん側から、社長に申し出があって、スタートしました。

ですから教室は、生協の売り上げをアップさせる為の手段なのでした。

花代は生協の売り上げとなります。
花屋が生協に置き花をして、それが売れたのと同じ計算になるわけです。

このスクール開催は、生協・社長・私の3者に
「おいしい」システムになったのでした。

60人×4000円(花代)=24万円(1ヶ月の売上げ)
240000円×6ヶ月=144万円(6ヶ月間の売上げ)

最初に生徒募集の広告を、チラシの端に掲載しただけで、
6ヶ月間生協さんは何もしなくても
144万円の売り上げがあるわけです。
(勿論、144万全て入る訳ではありません。
仕入れは花屋がやっているので、売り上げの○○%が生協に入るのです。)

 

社長にとっても、特別に手を煩わせる事なく利益が生じます。

私には
60人×2000円=12万円
が月々入ってきますし、
市場に行って仕入れもやっていましたから、
相場感も落ちずにすみます。

基本的に、働く事が嫌いではないのです。

「仕入れ」も、「水揚げ」も、「仕分け」も
「何故私がしないと、いけないのよ!?」 と、考えた事が今迄1度も無いのです。

「して、当然」 そう思っていました。

だから、随分後になって、
社長が私の事を褒めてくれていたと聞いて、
「へぇ~」 って、思ったのでした。

そう聞いて初めて
「そう言われれば、そうなのかも…」 って。。。

その後、生協から手を引く時がやってくるのですが、
場所によっては、生徒数5人とか の時もあったのです。

すると、1回行って5000円にしか、ならないのだけれど
そんな時も変わる事なく、「仕入れ」「水揚げ」「仕分け」とやっていたのでした。

嫌と感じなかったから、やっぱり仕事が好きだったんでしょうね~。。。

 

【宮川の提言】
「あなたは、貴方の仕事が好きですか?」
「好きを仕事に出来る」って、やっぱり素晴らしい事ですねっ^^

昔、生徒さんに
「お花を仕事にしようと思いませんか?」って聞いたら、

こんな返事が帰ってきました。

「好きな事は仕事にしたくないんです。」
「仕事にしてしまうと、嫌いになりそうだから…」 って…

私、それに対して、こう答えました。

「嫌いになるって事は、本当はそんなに好きじゃなかった。って、事じゃないですか?」
「本当に好きなものは、嫌いにはならないですよ。」そう言ったのでした。

その考えは、今でも変わっていません。

「本当に好きなものは、どんな目にあっても、嫌いになんか
ならないのです!!!」

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