波瀾万丈宮川の My Flower Story 第4章-61

 第4章 花屋修業時代大阪編 

     61回  [不協和音]

大阪に引越しして、暫くしてから
社長と私の間にヒビが入ってきました。

 

当初、私は引越しを渋っていました。
神戸が好きだった事が原因なんですが。。。

渋る私を引越しさせる為に、
「引越し代は勿論の事、家賃も半分払ってくれる」という
話しだったのです。

 

それなのに、いざ引越してみると、
引越し代はもってくれたのですが、

家賃を払ってくれる事は無く。

 

モンクを言う私に、
「そんな約束はしていない。」って言うんです!!

 

 

私は、それが気に入らなかったんです。

「そのつもりだったけれど、ごめん」って、言ってくれた方が、
まだ、納得は出来ました。

 

なのに、

「そんな事言っていない。」 って‥

最悪なコメントです。

 

 

そんな風に言われたら、「信用出来なくなります。」

そこから、どんどん社長の事が嫌いになっていきました。

嫌いになっていっているのに、

この社長、どんどん嫌になる様な事を言うんです。

 

 

大阪店の新しい社長は、

大手企業の総務部長をやっていた人です。

だから、言う事がいちいち大きかったんですが。。。

「葬儀の花をやろう」 と言い出した事があります。

 

 

「自分は顔が広いから、大きな葬儀の仕事を取れる。」って、言うんですよ。

「あれは、儲かるらしいから‥」って。。。

こちらに言わせれば、「バッカ じゃないの~」って、感じです。

 

そりゃ、仕事はひょっとしたら取れるかもしれません。

でも、女の子3人で、その仕事をどうこなすのよ?

葬儀の仕事って、結婚式と違って事前に日が決っている訳ではありません。

社長が変わった10月から、
社員の私と「アルバイト2人」の体制なのに、

アルバイトに夜中、仕事させる算段なのでしょうか?

 

 

それに、葬儀花のビジネスをやる為には、

「つねに白い花」を確保しておかなければならないし(それも大量に)、

そんな大きな葬儀の仕事をするんなら、
トラックも必要だし、

急な仕事でも、手早くこなせる「出来るスタッフが数人」必要になります。(3人では、絶対無理なのです!!)

 

 

そんな事を、考えて言っているとは、到底思えない
発言に、どうしても苛立ってしまうのでした。

     <つづく>

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それ以外にも、色んな事が積み重なって、どんどん嫌いになっていきました。
そうすると、「顔を見るだけでも嫌に感じるようになったんです。」

 

「もう、ここではやっていけない。」そう思うようになりました。

自分でも少し不思議に感じるのですが、
神戸店では、Aさんに意地悪されて「店に行くのが、嫌で嫌でたまらなかったけれど、お店を辞めようとは1度も思わなかったのです。」
Aさんと一緒に居る時間も楽しいものではなかったけれど、

この社長に対する、
「嫌悪感」みたいなものとは、一線を画していたのです。

これは、どういう事なのでしょうか?

 

私は、本能的に男性は女性より「優秀」なものだと思っています。

その優秀な筈の男性が(それもかなり年上の男性が)、
考えの足りない事を言ったり、不誠実な言動があったりすると、
かなり厳しい、反応をしてしまうのです。

(でも、最近は男性より女性の方が、仕事出来る人が多いですよね。
これは実感です。)

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