波瀾万丈宮川の My Flower Story 第3章-40

 第3章 花屋修業時代苦悩編 

     40回  [災い転じて]

店が無くなるということは、
AさんやKちゃんにとってもショックな事の様でした。

 

でもこの事によって、一つ嬉しい出来事がありました。

 

なんだと思います???

分からないでしょ~。。。

もったいぶるなって?

ごめんごめん、

Aさんが優しくなったのです!

 

 

店が無くなると決まっても、
私の仕事振りは変わりませんでした。

 

仕事をする私に、
Aさんが、

「宮川さん、そんなにしなくても、もういいんじゃないですか~。。。」 って。。。

 

 

けんか腰のいつもの感じじゃなくて、
フンワリと力が抜けたような、

ちょっと、優しい感じになっていたのです。

 

 

店がつぶれると分かった時、ショックだったのだけど、
かなり、ホッとしている自分もいました。

だって、もうAさんと顔を合わせなくていいんですから‥

 

それなのに、この時になって初めて、Aさんが優しくなったのです。

 

「なんで離婚したの?‥」 なんて、話しを振ってきたり。。。

だから、離婚に至る経緯も、話したりしました。

 

今迄、さんざん意地悪されて、急に優しくなったからって、
自分の恥ずかしい部分を、この人に話さなくてもいいじゃないの‥

 

とも、思わなくもなかったのですが、
優しくなった人に背を向ける気も無かったのでした。

 

それから店を閉めるまで、
結構楽しい日々が続いたのでした。

     <つづく>

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12月1日に入店して、3月末には閉店という事になってしまいました。

僅か、4ヶ月の短さです。
それも2月には閉店が分かっているわけですからね~

というわけで、
ここで私がジッとしている訳がありません。

でも、その動いた事が、またまた悲劇を招くのですが‥

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